タイルカレンダー

/ Windows Phone

ミークス制作のアプリ群を集めて激写w


というわけで、またまたWindows Phoneアプリをリリースしたのでご紹介。
タイルカレンダー」という名前の通り、スタートスクリーンにカレンダーのライブタイルを作成するだけのシンプルアプリです。(写真右下)
一応、アプリ内でも万年カレンダー風なものが見れるようにしてありますが、そちらはあくまでオマケ扱い。
タイルの内容はバックグラウンドタスク(ScheduledTaskAgent)を利用した定期処理により自動的に更新されるので、今日が何日なのか分かるのがミソ。
もちろん月が変われば、ごっそり中身が書き換わります。
週の始めが日曜固定だったり、背景色がテーマ毎の2パターンのみだったり、といった感じの割り切り仕様ですが、祝日表示には対応しているので、実用面では問題ないかと。
とか言いつつ、その祝日表示のバグをレビューで速攻突っ込まれてしまってたり…orz
まぁ、すぐに問題が出るわけではないので、様子見てバグフィックス版を申請する予定。
無料アプリなので、WPユーザーの方はお気軽にお試しください。


ところで、先月末リリースした「付箋紙」アプリはお陰様で好評のようで、ジリジリとランキングが上昇、今日時点で総合セールスランキング4位、ツール&生産性カテゴリではトップセラーという快挙を成し遂げてくれました。パチパチパチ。
現状、早い者勝ち、出した者勝ちという要素が多々あるので、まぐれ当たりな印象が拭えませんが、かといって鳴かず飛ばずというのも寂しいので、まずはここまでこれて素直に嬉しい限りです。
そんなこんなで日本国内ではメジャーアプリの仲間入りを果たしたふうなのですが、海外のほうは全く冴えない状況だったりします。(ただし、購入率自体は日本より高め)
機械翻訳っぽくて敬遠されているのだとしたら如何ともしがたいところですが、少し足掻いてみるべく、英語の他にドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語(繁体/簡体)のローカライズ版を作成してみました。
もちろん、どの言語もチンプンカンプンで、英語以上に機械翻訳丸出しでしょうから、逆に避けられそうな気がしなくもないのですが、どの国も母国語アプリが少なそうなので一か八か、といった感じ。
英語/日本語版はマイナーバグフィックスのみですが、タイルの表裏切替アニメを標準っぽくしてみたので、よろしかったらダウンロードorバージョンアップしてみてください。


Toolkitトラップ

/ Silverlight, Windows Phone

Windows Phoneアプリ開発には半ば必須となっているSilverlight Toolkit
いつの間にかPhone用みたいな扱いになっていますが、元はPC用Silverlightの拡張ライブラリなわけで、Silverlight2の頃から利用してたりします。
そういう意味ではSilverlightベースの開発全般において必須なライブラリなわけですが、WPアプリ開発を進めていく中でいくつかの細かい不具合に遭遇したのでメモっておきます。

  • スライダーコントロールの動きがガクガクになる

    付箋紙アプリでも文字サイズの調整などに使っているSliderコントロールですが、何かの拍子にスムーズにスライドできなくなる現象に遭遇。
    色々と調べてみると、ピクチャー取込用のページで画像の移動やリサイズをジェスチャーで行うために使っていたGestureListnerのインスタンスを生成すると挙動不審になることが判明。
    仕方ないので、Manipulation系のイベントを拾って凌ぐことにしたわけですが、なにぶんグラフィックの扱いには慣れておらず納得のいく動きになるまでエラい時間がかかりました。

    さらに、先日ちょっとした機能追加をしていたらば、またもやスライダーが挙動不審に…
    これまた色々といじった部分を調べたところ、どうやらContextMenuが悪さをしている様子。
    試しに、元々パノラマのページに入れてあるContextMenuを開いてからスライダーを操作してみると、バッチリ再現。
    Toolkit付属のサンプルアプリでも再現しちゃいます。
    仕方ないので、機能追加する箇所ではContextMenuを使わないようにしましたが、パノラマページでのContextMenu廃止はちょっぴり難アリと思い、ひとまず放置。
    ContextMenuで出来る操作は編集ページに入ってからも可能なので、付箋紙アプリユーザの方は極力ContextMenuを使わないことをオススメしておきます…
    何とか簡単に回避する術はないものかとContextMenuコントロールのソースも覗いてみましたが、スキル不足のためあっさり断念。Toolkitのバージョンアップ待ちですわw

  • LockablePivotを使うとイメージ描画が破壊される

    こちらも付箋紙アプリの改修に伴って発見したのですが、Lockable PivotというPivotの派生コントロールがToolkitに含まれているのですが、標準のPivotコントロールをLockable Pivotに置き換えたところ、編集ページで付箋の完成形画像がうまく取得できないという事態が発生。
    具体的にはGridに積み重ねたUIElement群をWriteableBitmapでJPEG化しているのですが、いったんピボットをロックしてしまうと非アクティブなPivotItemに含まれるUIElementをうまく画像化できない、といった症状。
    全く何も出力されないわけではなく、背景色がなくなったり、テキストのスケールがおかしくなったりといった感じに画像化される感じ。
    該当のPivotItemを再度表示してあければ回復するのですが、付箋紙の保存処理はどのピボットアイテムがアクティブであっても可能なため、このままでは使えません。
    仕方ないので、LockablePivotのソースを紐解いてみたところ、ロック処理というのはPivot内のアイテムをアクティブなもの以外全てバッファ保持してから削除し、アンロック時に元に戻す、という割と大胆な手法を使っているようで、結果的に非表示アイテムの描画処理に影響を及ぼしている雰囲気。
    何故LockablePivotを使いたかったのかというと、テキスト入力時にフリック操作をするとピボットアイテムが切り替わってしまうという問題があったためで、逆に言うとピボットページにTextBoxが配置してある場合はすべからくLockablePivotを使うべきという話だったりするのですが、今回はこれについても対応を断念、放置ですorz
    付箋紙アプリでやろうとしていることがそれなりに特殊だったのでこの件はまともに影響を受けましたが、一般的な利用においてはそれほど問題にはならないかもしれません。
    普通に使う場合は、TextBoxのGotFoucsイベントでロック、LostFocusイベントでアンロック、という感じでいけると思います。

  • 以上、まだ使っているToolkitコントロールがあまりないので他にも色々あるかもしれませんが、おかしな挙動が発生した際に問題の切り分けを素早く行うために、どのコントロールをどのタイミングで追加したのか、きっちり把握しながら進めるのが吉かと思われ。


    Windows Phone Apps by Meeks

    / Windows Phone

    週末にWindows Phoneアプリの新作2本がリリースされました。
    幸いどちらも審査は一発合格で、ホッとした次第。

    各アプリの詳細は↑の画像クリックで参照できますが、簡単に紹介しておきます。

    ひとつめは「付箋紙」アプリ。
    スタート画面のタイルを付箋紙に見立てて、任意の文字列や写真などでデザインしたタイルを作成できるという代物です。
    全体的にあっさりめUIなWindows Phoneの特長であるタイルを生かしたアプリを作りたいなぁ、と思って、ちょっとしたメモ書きをタイル化できるアプリにトライしてみた次第。
    先月の上旬くらいから開発を始めたのですが、その間に類似アプリが色々と出てしまって、このままどこかから決定版が出た日には泣けるなぁ、とか思いながら作っていたのですが、何とか間に合った感じ。
    アプリそのものはこれといって特別なことはやっていませんが、多言語対応(英語、日本語)と試用版対応が今回初めてだったので印象深いかも。
    売る気満々というわけではないのですが、試用版に関しては1アイテムしか作れず、タイルにデカデカと「試用版」の文字が入るという、結構キツめの制約を入れているので、はたしてどれくらいの反応があるか…
    つーか、売上金額って、どのタイミングで分かるのかしらん??

    もうひとつが「たばこカウンター」という無料アプリ。
    文字通り、たばこを吸った本数をカウントする極めて単純なアプリです。
    個人的にたばこはガンガン吸うものの、こんな面倒なアプリは絶対使う気になれない、とか思ったりしていたのですが、意外にもマーケットでの反応は上々のようで、公開から間もないのに3件も高評価レビューが入っているようです。
    吸った本数から月間、年間の合計金額などが分かるようになっているので、税金の値上げが続いている昨今、値段を気にして吸っている人も多いのかもしれません。
    作ったメンバーは普段からかなり手堅い感じのプログラマーなので、最初はあまり面白味のない実用一辺倒な感じだったのですが、横槍を入れて、一服ボタンのタップ時にメッセージを出したり、といったアクションを追加してもらいましたw

    最後に、バグで落ちていた電力使用率アプリも無事にアップデート申請が通って、現在は修正版が公開されています。
    てっきり、関西、中部、九州の3社がCSV提供終了かと思っていたのですが、九州電力についてはCSV提供は続けるらしく、今のところ東京、東北、九州の3社が正常表示されています。
    もう完全に旬は過ぎたアプリですが、今更ながらにマケプレのおすすめアプリに掲載されて、昨夜辺り若干ダウンロード数が増えている気配。
    公開中のアプリを一時的に非公開にできる機能がAppHubにあったことをつい最近知り、非公開にしていれば、みすみす動かないアプリをダウンロードさせることもなかったのに、とひとしきり反省した次第。

    有料アプリも出してしまったので、そろそろこのサイトにもWindows Phoneアプリの専用ページも個別に用意しとかないとマズいかもしれず…


    贅沢カンファレンス

    / Diary, Windows Phone

    昨日は品川で開催されていたThe Microsoft Conference 2011に行ってきました。
    IS12TやスレートPCが当たる抽選会が主目的という、いたって不純な動機だったわけですが、抽選会はあっさり撃沈したものの、事前に申し込んでおいたパートナー企業限定のファーストチケットのおかげで、専用ラウンジでマターリできるわ、ホテルレストランでの無料ランチは付いてくるわ、おみやげでマグカップは貰えるわ、という至れり尽くせりのサービスを堪能してまいりました。(完全にイベントの趣旨から外れてそうですが…)
    開発者向けのWindows Phoneセッションに参加してきたのですが、立ち見の人までいて、なかなか盛況だったようです。
    当然、Windows Phone所有率も異様に高かったわけですが、はたして一般の人にどれくらい普及してくれるのか、そこだけが気がかりな今日この頃。


    先日Mango正式版(ビルド7720)にアップデートしたHTC Mozartですが、やっぱりどうしても日本語で使ってみたい、ということで、トライしてみました。
    手順としては、Mango開発者向けベータ(ビルド7712)にアップデートする前にとっておいたバックアップ(ビルド7392)を使って、いったんバージョンダウンした後に、レジストリエディタのアプリを使って日本語ロケールのレジストリエントリを追加、しかるのちにあらためてMango正式版までバージョンアップをし直すというもの。
    レジストリをいじるには端末がアンロックされている必要があるのでご注意を。
    まぁ、詳しい手順はググってもらえば、そこかしこにあるかと思います。
    で、めでたく日本語表示に対応したMozartは以下の通り。

    これまでは中華フォントだったロック画面の日本語もちゃんと游ゴシックで表示されるようになり、見た目はIS12Tと遜色ない端末になりました。
    こうなってくると手持ちのドコモガラケーのSIMを差して実際に電話として使いたくなってきたりするわけですが、技適マーク問題が行く手を阻むといふ…


    Mangoリリース

    / Windows Phone

    海外でのMangoアップデートがようやく開始されたようです。
    手持ちのHTC Mozartも今朝無事にアップデート完了。
    開発者向けのMangoベータから正式版のMangoと相成りました。

    ベータ版では日本語ロケールの対応が不完全というか表示言語が英語のままだったので、正式版になればちゃんと日本語が表示されるのかなぁ、と思っていたのですが、どうやら考えが甘かったようで、全く変化なし。
    まぁ、日本で発売されていない端末なので当たり前といえば当たり前なのですが、調べてみると、レジストリをいじるだけで表示できるようになるとのことなので、試してみようと思ったものの、Mangoで使えるレジストリエディタは今のところ存在しない様子。
    開発者向けベータを入れる前に対策をしておけば良かったみたいですが、時既に遅しorz
    バックアップから旧バージョンに戻してやり直すという手もなくはないのですが、さすがに面倒なのでMango版のレジストリエディタが出るのを待つしかないかと…
    とりあえず全体的にパッと見でペータ版から変わっているところはなくて少々拍子抜けなのですが、個人的にはステルスWi-Fiに繋がるようになったのがありがたいです。


    Mangoリリースに合わせてか、これまでZune経由でしか閲覧できなかったマーケットプレースのアプリ一覧などがWebからも見られるようになりました
    これでわざわざ自前でスクリーンショット貼らなくても良くなりますw
    ちなみに既リリースの電力使用率アプリのページはこちら
    ただ、関西電力のCSV提供が9/22に終了したようで、それ以降起動時にコケてしまうという致命的なバグのためにアプリが起動しません。
    修正版を先日申請しましたが、まだ承認待ちの状態なので、今ダウンロードしてもらっても起動しないアプリという情けない状態。
    中部電力、九州電力も9/30でCSV提供が終わるようなので、残るのは東京電力、東北電力の2社だけなのですが、まぁ、めっきり涼しくなってきたことだし、電力不足の心配も少し和らいできたということでしょうから、ここは素直に喜んでおくことにしませう。


    旬の過ぎた電力アプリだけでは寂しいので、新作アプリもふたつばかし開発していて、ひとつは先日マケプレ申請を行いました。
    今回は半ば試験的に全世界を対象に公開し、かつ有料版として登録。
    英語と日本語だけですが、多言語対応仕様になってます。
    試用機能も付けてありますが、世界規模だとどれくらいダウンロードしてもらえるのか。
    審査で落とされなければ今週中には公開できるかも、です。