AEL@品川マイクロソフトへの訪問は無事終了。
ラボの内容は、担当の方に持参のアプリをプレゼンして見せて、ストア登録にあたって問題となりそうな箇所を指摘していただくというもの。
VSのテンプレをほぼ丸パクリでこしらえただけあって、チェックリスト的にはほぼ問題なしという結果になったわけですが、アプリの主題がかなり薄いだけに、このままストア登録していいんでしたっけ的な空気だったことは否めず…。
前提として、意味のあるシナリオ(存在意義が感じられるアプリ)が実現されているかどうか、といったところが重要らしく、Webページを1枚参照すれば事足りるような単機能アプリのストア登録は推奨されないようです。
まぁ、当たり前といえば当たり前の話ですが、Windows Phoneのマーケットでは、サンプルに毛が生えたようなアプリがゴロゴロ転がっていたりするので、実際のところMetroのストアがどうなるのかは始まってみないことにはわかりませんが。
持参したアプリはライブタイルにも対応しているので、それなりに存在意義がないことはないのですが、いかんせんデザイン面が寂しすぎるところはやんわりと指摘されました。
その他に問題となった点についてメモっておきます。
まず、バージョン情報の表示を設定チャームに追加したのですが、C#でフライアウトが簡単に出せないようだったので、MessageDialog(MessageBoxみたいなもの)でお手軽表示するようにしておいたのですが、MessageDialogは無闇に使うものではないらしく、設定チャームから何かダイアログ的なものを見せる場合はフライアウトを実装するのがセオリーのようです。
VS最終版ではテンプレートに入れておいてほしいものですが、今のところはサンプルを参考に自前でフライアウトページを用意するしかなさそうです。
もうひとつが、これはラボでも解決しなかったのですが、画面遷移を10回程度繰り返すとアプリが落ちるというもの。
デバッガでも追いかけられず原因不明だったのですが、後日あらためて調べてみたところ、アンマネージドのWinRTなライブラリで落ちてしまっているようで、デバッガの設定を変えて動かしてみたらば「0xC000027B」というエラーコードが拾えたのでググってみると、海外のMVPの方がそのものズバリなエントリを掲載してくれていました。
それによると、Gridの直下にImageコントロールを配置すると問題が発生するらしく、回避方法はそのImageをBorderの中に入れるというトリッキーなもの。
エラーが起きていた手持ちのコードにもしっかりImageが入っていたので、試しにBorderの子要素に変えてみたところ、無事落ちなくなった模様。
以前、WPのToolkitにも似たようなトラップがあった気がするのですが、この手のいやらしいバグは正式版では修正されていることを願います。
でもって、ストアへのアプリ登録に関してですが、特に強制するようなことはないようで、自分たちの好きなタイミングでどうぞ、ということでした。
無事トークンは発行していただけたので、いつでも申請は可能な状態になったわけですが、今のところ日本人が作ったアプリはメジャーどころを除きほとんど見かけない状態なので、もう少し様子を見つつ、アプリの内容もブラッシュアップしたうえで展開していく予定です。
コメントを残す