/ Windows Phone

ボツネタを大量生産した末に、何とか形になったアプリがリリースされました。
Picture Map」という名前から機能が想像してもらえるとありがたいのですが、位置情報が含まれる写真を地図上に表示するという単機能アプリです。

同種のアプリは各種存在するようだったので、多少なりとも差別化を図るべく、「複数の写真を同時に表示」、「写真のロードをなるべく速く」、「ピクチャーハブからの呼び出しに対応」といった辺りに配慮。

アプリを起動すると、まず端末に格納されている画像の中から位置情報が含まれているものだけをピックアップして一覧表示するのですが、普通にやるとこれが結構待たされるところを別スレッドで処理、ロード中でもUI操作がロックされないようにすることによって、次々と画像がロード・表示されていくそばから選択でき、画像ロードの途中でも地図表示ページに移動することができます。

一方、ピクチャーハブから呼び出す場合は単一の画像を地図表示することになるわけですが、個人的にはこの機能が一押し。
というのも、標準の画像ビューアでは位置情報が記録されていても実際の撮影場所を確認する術がないのですが、本アプリを組み合わせることによってそれが実現できるという、ピクチャーハブの補完という意味でまさにお手本のようなアプリになっているわけです。(なにやら酷い自画自賛になっとりますがw
唯一不満が残る部分は画像のプレビュー機能が弱いことですが、やりすぎるとハマる気配濃厚だったため、今回はオミット。
反響が多ければ今回開発を担当したメンバがアップデートに燃えてくれるかもしれませんw

そんなこんなで、小粒ながらもツボを抑えた良アプリがこさえられたと自負しているわけですが、実は一度審査落ちしてたりします。
理由はLocation Service API利用時のポリシー違反という、よく見かけるパターン。
端末の位置情報を利用するアプリの場合は、プライバシーポリシーの表示や位置情報利用のON/OFF機能といった仕組みが必要になるのですが、Picture MapはGPSによる端末の位置情報は利用していません。
なのに、なぜ?、ホワーイ?
聞けば、なにやら地図にピンを立てるためにGeoCoordinateクラスを利用しているとのこと。
どうやらSystem.Device.Location名前空間に含まれるクラスを利用していると一律このポリシーチェックを受ける可能性がありそうです。
何とかこのまま審査を通す術はないものかと海外フォーラムを調べてみると、AppHub申請時のテスターへの指示欄にて端末位置情報を利用していない旨をテスターに伝えれば良いらしい、という情報を得たので、ダメ元で再申請してみたところ無事に審査通過した次第。
GeoCoordinateWatcherは使用しないけれどもGeoCoordinateクラスは使いたい、といったシチュエーションはわりとありがちなものらしいので、開発している方は覚えておくと役に立つネタかもしれません。

広告無しの無料アプリですので、Windows Phoneで写真を撮られる方は是非ピクチャーハブに忍ばせておいてください。



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