/ Diary

未曽有の震災から早10日を過ぎました。
未だ余震も続き、原発事故も収束しきっていない状況の中、大変なご苦労をなさっている方々も多いことと思います。
ここ横浜も震度5強ということで、かなり強い揺れを感じましたが、幸いにも個人的には特段の被害はなく済みました。
それでも、大地震→大津波→放射能汚染という三段落ちのような展開に加え、かなり長丁場になりそうな首都圏の計画停電という状況を鑑みるに、今までのような生活には当面戻れそうにありません。
今後それぞれに様々な不安を抱えながら生活していくことになるのだと思いますが、決して投げ出さずに一人ひとりがしっかりと生きて行くことこそが復興に繋がるものと思います。

今回の震災はインターネットが普及して以来、初の大規模災害ということで、Twitterをはじめとするソーシャルツールが大活躍していたようですが、あまりにも情報が爆発的に溢れていて、個人的には老舗(?)の2ちゃんねるのほうが情報収集に役立っておりました。特にローカルネタには専門板や専門スレがあるのが心強いです。
個人的な話で恐縮ですが、茨城の東海村に妻の実家があり、そこが当初ライフライン全滅で心配な状況だったのですが、それらの復旧状況や、周辺の様子といったリアルな情報がある程度まとまった形で得られるので、Twitterで検索をかけたときのノイジーなRTの嵐に混ざった情報を漁るよりはラクでした。
ネット利用についてはそれなりに熟練しているという自負はあるのですが、それでも今回の震災勃発以来の情報量の多さは並じゃなくて、到底処理しきれない分量と化していたので、一般の人はさぞ混乱したのではないかと思います。
適当なポータルサイトの情報はテレビ、新聞などとニュースソースが同じだったりして大差なかったりするのですが、じゃあそこから一歩踏み込んだ情報はどこに?、というのは、ある程度の経験がないと探せなかったりして、微妙にデジタルデバイドな世界。
また、ディープな情報であればあるほど、入手した情報を読み解く力もそれなりに要求されるので、特にこういった状況下ではデマや誤情報を如何にして見抜くか、という力が問われてきます。
技術が簡単に利用できるようになるのは良いことですが、ユーザのスキルやモラルといったものも同時に進化していかないと、全体としては大して進歩していないといったオチになりそうな懸念をあらためて感じた次第です。
これは自戒の意味も込めて書きますが、大量の情報を受信しているとあたかも自分が賢くなったような錯覚に陥るものですが、きちんと処理して理解しなければ単なる情報の垂れ流しを眺めているだけの話です。右から左ってヤツですね。
とにかく思考停止しないことが肝要かと。頭は使ってナンボです。

最後になりますが、今回の震災で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、被災された多くの方々にお見舞い申し上げます。



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