Microsoft Platform Ready

/ Azure

先日リリースしたAzumeにWindows Azureのロゴを貼るべく調べた結果、辿り着いたのが「Microsoft Platform Ready」(MPRと略すらしい)のサイト。
よくパッケージソフトに「Windows 7 Ready」といったシールが貼られてたりしますが、要はマイクロソフトのプラットフォームテストにクリアしたソフトに与えられる称号がこの「◯◯ Ready」っていう代物。
Azureの場合は、「Powered by Windows Azure」というロゴになっとります。

昔からあるものの、えらく敷居が高い印象だったのですが、最近になって自前で検証作業が実施できるテストツールが提供されるようになったようで、Azureに関するテストも含まれている様子。
とりあえず無料でトライできるようなので、はたしてどんなテストなのか試してみると、これが意外にあっさりしたもので、基本的にはAzure上にアプリが正しくデプロイされていればそれでオケみたいな感じで、アプリ自体の挙動テストなんかは一切なし。「きちんとテストしましたよ」というチェックを入れるだけ、という世界でした。
Azureデプロイに関しては、サブスクリプションIDと証明書ファイルを入力してチェックにかけるようです。
証明書ファイルは用意していなかったので、こちらのサイトを参考に作成したものを管理ポータルにアップロードして使用。
一応アプリ側にも署名設定しましたが、これは必要なのかどうか不明。必須ではないかも。
そんなこんなで、思いがけずあっさりとテストツールの検証が通ってしまい、ロゴは無事に利用可能な状態に。
オマケにマイクロソフトパートナーとしてのテスト済み製品にも自動的に加えられ、事例登録さえすればISVコンピテンシーも取得できるような状態にステータスがグレードアップしてしまいました。
まだ全然余裕がないスタートアップ状態なので、当面はBizSparkのお世話になるつもりですが、そもそもAzureが無償利用できるのもBizSparkのおかけだし、まさに至れり尽くせり。

まぁ、そんなこんなで正真正銘「Windows Azure Ready」として仕上がった「Azume」。
そもそも社内ツールとしてデザインしたものなので機能的にはかなーり微妙だと思いますが、Azure上で動作している無償アプリは数少ないと思いますので、是非一度お試しください。


Azume – Simple Time Recorder

/ Azure, Silverlight

6月も下旬に入り、早くも今年の半分が終わってしまいそうです。
何やらにわかに暑くなってまいりましたが、如何お過ごしでしょうか。

今回、Windows Azureの実装調査を兼ねて、少し実用的なWebサービスを作ってみました。
もちろんクライアントはSilverlight。全部コミコミでクラウド上に配置しています。

サービス名は「Azume – Simple Time Recorder」。ずばり勤怠管理システムです。
前職でも同様の社内向けアプリをSilverlightで作ったのですが、今回は機能を最小限に絞り込んで、より汎用的な仕様にしてみました。
残業や有休などの労務管理は会社ごとに異なるため、細かくやりはじめるとキリがないので、思いっきり割り切り仕様にしています。
というわけで、ウチのようにごくごく小規模な会社に勤めている人や、あるいは(ブラックな会社にやられちゃわないためにw)個人的に勤怠記録をつけておきたい人向け。

朝、出社したらクリック、退社するときにクリック。
これだけで勤怠記録がつけられますので、タイムカード代わりに使ってみてください。
メールアドレス不要のユーザ登録をしていただければ、どなたでも無料でご利用できます。
登録削除も簡単にできますので、気軽にお試しください。 → Azumeを実行

詳しい内容は動画を用意しましたので、こちらでご確認ください。

[youtube style=”text-align: center;”]q_o_yMXaewI[/youtube]

以下、技術的な話は箇条書きで簡単にいっときます。
各々の詳細は後日触れていきたいと思います。

  • 「Silverlight – WCF RIA Services – Azure」アーキテクチャ採用
  • データはAzureストレージのTableに格納
  • Silverlight – WCF間のプロトコルはREST/JSON形式を採用
  • 帳票印刷はSilverlightのレポーティング機能を利用
  • Azureロゴ取得のために、Microsoft Platform Ready検証テストを実施

まだ、諸々不具合等あるかもしれませんが、随時アップデートしていく予定です。